多様性

明けましておめでとうございます。

檀信徒の皆様、佛様のお陰で新しい年を気持ち良く迎える事が出来ました。
寺院一同、心より感謝申し上げます。

世の中が大きな変化をしている中、当寺もお寺の在り方、檀信徒の皆様との関わり方を今一度考え直す良い時期になっております。
寺院の活動が世の中の人々の力になれるよう今一度知恵を出し行動し努力しなければ、と気を引き締めております。

近頃、多様性と云う言葉をよく耳にします。
この多様性と云う言葉、弘法大師空海も性霊集の中で触れておられました。

「鳥は飛び、魚は水に沈み、その性質は自ずから異なる」

鳥は空、魚は水の中、人間もそれぞれ違う一面があるが違いを否定するのでは無く認め合い尊重する事で平和な世の中になる、と云う意味です。

時代も人間も世の中に存在する物全て変化をします。
変わると云う事は楽な事ではないのですが
現在、我々人間は変化の縁（変革期）の中に居ます。
今迄の考え、行動、仕組、全て大事ではありますが新しい角度の物の見方を探す事も必要になるのでしょう。
思考を柔軟にする事で心も穏やかになるのではないでしょうか。
穏やかに過ごす事、とても重要ですが一番は健康です。

檀信徒の皆様も健康に穏やかに過ごせる事を
心より祈念致しております。

合掌　観音寺住職