准胝観音菩薩
観音寺創建時より祀られてきた当山のご本尊です。伽藍を失って以降も信者様により大切に護られてきました。准胝観音菩薩は真言宗では六観音の一つとされ、衆生が生きるために必要な様々な力をお授けくださいます。大難を遠ざけ、不浄を祓い運を開きます。また病気、疫病退散など現代にも起こりがちな事象を鎮静化します。そして仏様を生み出す母としての存在でもあり、高野山が開山された際にも、いずれ仏様になる修行者を護るという意味で一番に立てられたのは准胝堂と伝わります。それ故延命、子宝、安産のご利益も大きいとされています。
如意輪観音菩薩
如意輪観音堂に鎮座されます。真言宗では六観音のひとつとされ、智慧や財宝、福徳、良縁、出世をもたらせ、煩悩や苦悩の連鎖から解き放たれるご利益があるとされています。
大聖不動明王
身近で我々を護るために、大日如来が姿を変えて現れた姿で、信じる者の心の中に住まわれています。人間の持つ煩悩や迷いを断ち切り、真の幸せをお授けくださいます。
御迎弁才天
当山の御迎弁才天は、ご参拝者を最初にお迎えいたします。
弘法大師空海
若くして唐に渡り密教を継承、後に日本で真言宗を開きました。本宗のご開祖であり語学に優れ、書の達人、また庶民の学校や給食、生活の為の必要な道具や家具などあらゆるものが弘法大師により作られ広められました。高野山を開山、そして入定。生きながら佛さまとなられ今も衆生救済を続けられています。
龍神
観音寺がこの地に復興する以前よりこの境内地を護るために長く祀られている神様です。当山境内前には勝尾寺川が流れ、その清らかな水脈と共に龍神さまが良い運気を運んでくださいます。
八祖大師
如意輪観音堂の天井部に描かれています。真言宗の起源は、八祖大師から始まり、現在の真言宗の僧侶もすべて八祖大師の法孫として存在しています。弘法大師の師である恵果阿闍梨は真言第七祖、弘法大師空海は真言第八祖となります。